ラジロースタイル

40歳FP。自閉症スペクトラムの子育てと独居父親の介護とダブルケアを実践中。四十にして惑わずをモットーに、いろなことにチャレンジしたいおじさんです。独立開業による老後に備え資産形成に力を入れています。

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自閉症スペクトラムは興味の偏り、こだわりが強い

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みなさんこんにちは、ラジローです。

 

今日は自閉症スペクトラムの特徴「偏りとこだわり」について書きたいと思います。

 

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花が好きな子はとことん花が好き



私たちは社会経験を積むにつれて、いつもと違うことや急な予定変更に直面しても「どうしたらよいか」を判断することができると思います。

子供も経験を積みながらこの「予想外の出来事に対応する力」を身につけてけていくのですが、自閉症スペクトラムASD)の特徴がある子供はそれが苦手な子が多いのです。

自閉症スペクトラムのある子が「同じことを繰り返す」「こだわりを持つ」というのは、いつものことに没頭して安心感を手に入れようとしている姿だと考えられています。

 

 

興味のかたより、こだわりの具体例

・同じ手順、スケジュールにこだわる
・急な予定変更に怒る
・モノやおもちゃを一列に並べたり置き方にこだわる
・特定の物(おもちゃや服など)に執着する
・ずっと飛び跳ねたりなど同じ行動を繰り返す
・ままごとなどのごっこ遊びが苦手
・ルールがあると確実にそれを守ろうとする
・自分の得意分野に知らないことがあると一番になることに執着する

 

 

これらの例についてもう少し詳しく見てみます。

 

気持ちの切り替えが苦手

相手や状況、場面に応じて気持ちを切り替えるのがとても苦手です。例えばいつもの通学路で普段通らない近道を行こうとすると「いやだ」と混乱することがあります。予定変更が苦手なので、いつもと同じルーティンに安心します。
おもちゃを一列に並べることも、本人にとっては安心する行動の特徴の一つです。

 

好きなことはとことん好き

お気に入りの服ばかり着る、好きなタオルにくるまっているなど、特定の物や感触にこだわりがある子もいます。ラジローの息子は、外に出かけるときもお気に入りのトミカを離しません。虫、電車、魚などなど、その子が興味を持つものについて、大人顔負けなくらい詳しくなる子もいます。

 

同じ行動を繰り返す

ぐるぐる回る、手を振るなど同じ行動を繰り返す子もいます。これを「常同行動」(じょうどうこうどう)と言い、同じ動きを繰り返すことで安心感を得る行動だと考えられています。この動きが出てきたら不安のサインであることも。子供の普段の様子を確認して、常同行動が出ると何が不安に感じるのか見極めるとよいでしょう。

 

想像力や対応スキルが求められる遊びが苦手

自閉症スペクトラムASD)の子は、頭の中で想像したり臨機応変な対応が苦手です。そのため、おままごとや積み木を車に見立てる遊びなどは苦手な子が多いと言われています。楽しくないと思ったら「もう飽きた」と友達のとのごっこ遊びから離れていく子もいます。

 

ルールに固執する

ルールがあるとそのルール基づいて行動することができますが、ルールを守ろうとするあまり「融通が利かない」状況になることもしばしばあります。トイレの順番を待っているときに他の気分の悪い子を優先されると「なんで!」と怒る子もいます。

 

一番になることにこだわる

ゲームなども負けず嫌いです。「負けても次勝てばいいか」など気持ちの切り替えることが苦手です。負けて大泣きする子や激しく怒る子もいます。自分の得意な分野でも自分より詳しい人がいると、負けず嫌いを発揮してしつこく食い下がることがあります。

 

 

以上です。

子供のときは「天真爛漫」「元気いっぱいだね」「やんちゃだね」と言われて済むような行動も、このまま大人になると周囲の人から「この人大丈夫?」と思われる存在になってしまいます。子供のうちから個別のかかわりをしっかり増やす環境を整えてあげることで、子供たちは経験を重ねうまく対応する力を身につけていくことができるのです。

 

本日もラジローのブログをご覧いただき、ありがとうございました。

 

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