みなさんこんにちは、ラジローです。
今日は松本博樹氏著『この1刷でお金に困らない節約大百科の』株式会社KADOKAWA発行について書きます。
老後資産不足に備える良書
2019年10月に消費税増税、そしてにわかにふって出た老後の年金不足2000万円問題。この2つの問題に対して、一気に対抗策を示してくれる本が本書『この1冊でお金に困らない節約ハック大百科』です。
著者の松本博樹氏は5年間会社員としてプログラマーをした後独立。独立時点で家を買い次の仕事のあてがゼロで子供が生まれる直前だったことから節約生活を始め、それをブログで書き続けてきました。ブログ「ノマドt的節約術」を目にしたことがある方は多いと思います。
私も何度か松本博樹氏のブログを拝見したことがあります。節約に関する記事を検索すると、このブログに行きつくことがよくあります。使用されるイラストも愛嬌があって、サイトも読みやすく大変参考になります。
ブログを読むことも参考になりますが、本として手元に置いておくと辞書的に活用できるので便利です。
「あれっ?これってこの本に書いていなかったかな?」とふと思った時にサッと取り出して読むことができる。1つの項目にお題が付いているので、目次を見ると辞書引きとして使えます。
本書の構成
本の構成は、まずお金のことを知り、節約を仕組化し、お金が貯まる習慣を作る、貯めるだけでなく上手に使う方法、老後に備えた投資術までざっと84項目に渡って書かれています。
本の文体も「○○ですよね」と語り掛ける口調で書かれており、まるで著者と会話しているような感覚で節約について学ぶことができます。
消費税増税に対しては第2章の節約術と第4章の上手な使い方と収入術が参考になります。JRを安く利用するコツ、光熱費、ATM手数料スマホの通信料から郵便料金まで、今すぐ実行できる生活にかかわる節約ハックを身につけることができます。そして第3章の貯金術と第5章投資術で老後の年金200万円不足問題に対応する力を養います。
巷では節約術に関する本やサイトはあふれていますが、松本博樹氏の場合「本当に生活に困ったので必要に駆られて節約術を身につけていった」というところが、ミソだと思います。ブログ「ノマド的節約術」もそうですが、本当に細かいところまで節約にこだわります。でもちりも積もれば山となるで、それが本当にの節約の王道で、松本博樹氏の今の成功もあるのかもしれません。
できないな思うところもある
食費を減らすためにお菓子を節約するなど、「私にはこれはちょっと・・・」という実践もありますが、「ここまで節約するか!」という気付きを与えてくれ点では、この本は一読に値します。
以上です。
本日もラジローのブログをご覧いただき、ありがとうございました。