みなさんこんにちは、ラジローです。
私の家では家事分担をおこなっています。
日常的な家事育児で私の担当は朝食、洗濯物を干す、子どもの送りです。
妻は子どもの迎え、片付け、夕食、洗濯物をたたむ、が主な担当です。
これは私が朝に強いということから分担されたものです。
先日妻から「洗濯を2回にわけてほしい」とのお願いがありました。
理由は「生乾きのにおいがして臭いから」というもの。
梅雨時期などを経過するにあたって部屋干しの回数が多かったのも確か。
しかし、もっとも根本的な原因は「洗濯ものを1回に回す量が多くて、柔軟剤の量が足りていないのではないか」というのが妻の立てた仮説でした。
我が家は5人家族。毎日10kgの洗濯物を回しています。
洗剤と、柔軟剤も毎日MAXです。
しかし、朝起きて洗濯機を動かして、朝ご飯つくって、子どもを起こして、学校まで送る。
「この忙しい朝に2回も回す余裕はない」
と断り続けていました。
そんなある日妻が私が着用している服に対して「くさい」
と言いました。
「加齢臭が?」と聞くと「服が生乾きの臭いがする。お願いだから着替えて」
と言うのです。
私は自分の服のにおいをかぎました。私にはまったくにおいません。
その旨を妻に伝えると、
「臭いから」
の一言。
私はブツブツ文句を言いながら、しぶしぶ着替えました。
この件があったからか、その後「私が洗濯物を干す係をやるから」
と最後通告をつきつけられました。
ふふふ、干すことがどんなに大変な仕事かこやつわかっておらぬな・・・
そうほくそ笑んだ次の瞬間、
「男組と女組でわけるから」
と妻。
我が家は男3人女2人。
男3人女2人でわけるなんて、明らかに生乾き以外の理由があらせんか??
露骨なわけ方にムッとした私は電気代水道代が無駄だドーダと反論しました。
しかし、妻から「私が2回やるんだから文句ないでしょ!」と一喝しました。
それからピッチャー交代がごとく、洗濯登板を交代。
妻はせっせと2回にわけて洗濯を回し私は洗濯物をたたんでいます。
ある日の朝、朝の家事がひと段落して仕事着に着替えようとしたとき、ふと「寝汗が臭わないな」と思いました。
脱いだ洗濯物に、柔軟剤のにおいがまだ残っているのです。
「これか」私は乾坤一擲、その場に立ち尽くしました。
年を取ると頭が固くなる、柔軟に対応できない。
「そうか」
と気づいた40の夏でした。
その後妻に「まいりました」と言えないまま、頑固な私がいる。
おわり