みなさんこんにちは、ラジローです。
今日の日経新聞一面の記事。
ライオン、人事部が副業紹介
本業での貢献を期待 サービス・食品 2020/1/11
ライオンは2020年春をめどに、人事部が社員に副業を紹介する制度を始める。人材紹介会社と提携し、幅広い仕事を取りそろえる。副業は社員が自ら探すのが一般的だが、関心があっても自分で見つけるのが難しいケースが多い。紹介までするのは珍しい。所属する企業の枠を超えて事業を創造するオープンイノベーションを促すきっかけにもなる。
日経新聞電子版より引用
この流れは以下についてインパクトがあると思います。
一億総副業時代の到来
一昔前は厚生労働省のモデル就業規則が「副業禁止」の規定でしたので、副業を認めない会社が当たり前でした。
しかし、現在では副業禁止の規定がなくなり、社員の副業を認める会社が増えてきています。
厚生労働省 副業・兼業の現状
https://www.mhlw.go.jp/content/11909500/000361727.pdf
会社が社員に副業を勧めるメリットは、社員の能力向上が見込まれること。賃上げしなくても社員の収入を増やせること。
デメリットは、会社の情報が副業先に漏れる恐れがある、社員の労働時間の管理など。
社員が副業するメリットは、収入が増えること。
デメリットは、長時間労働につながる、副業中の労災は金額が低くなる、などです。
デメリットについては、対策や制度改正などで対応するよう話し合いが行われています。
ただ、副業推進の方向性は政府も使用者側も勧めるのはほぼ間違い無いだろうと思うので、副業を見込んでスキルアップしておいた方がいいですね。
一億総フリーランスの時代到来
会社が社員の副業を勧めた結果、社員のスキルがアップするあるいは、社員の副業収入がアップするわけでして。
すると、社員は自由に仕事をしたくなり、会社を辞めたくなるのです。
すると、社員は会社から「業務委託」の形で会社から業務を請け負うようになるでしょう。
会社のメリットは、給料という人件費がなくなること、業務のアウトソーシングができること。
デメリットは会社にスキルが蓄積しないなど。
社員のメリットは自分の好きな時間に仕事ができること、スキルのある社員は価格交渉ができること、などです。
デメリットは、ワークオーバーになること、ダンピングにあうことです。
フリーランスになるチャンネルはどこにでも転がっているのです。
一億総経営者の時代
フリーランスの収入が増えると、次は経営の法人化、すなわち、会社設立の方向になるでしょう。
どれくらいの収入があれば法人化した方がいいのか。
よく言われるのは500万円というところでしょうか。
ネット化が進んで省力化どこでも生産性を上げることができれば、ある程度の人は500万円を突破すると思います。
クラウド会計ソフトを利用したら、一人会社でも十分回すことは可能です。
法人は、法が人格を与えることですが、ある意味「アバター」に近いのかなと、思います。
サマーウォーズのように、クラウド上で法人格というアバターが稼ぐ時代が来るかもしれませんね。
以上です。
副業解禁時代から今のサラリーマンがやるべきことは、能力アップ・拡大のため、資格取得やリカレント教育。
改正がどんどん進む労働法の勉強。
基礎的な会計や簿記の知識の習得。
ですかね。
本日もラジローのブログをご覧いただき、ありがとうございました。