君は今まで魂が震えたことがあるか?
みなさんこんにちは、ラジローです。
今回は「ナイトカメラマン」こと竹本宗一郎氏51歳。
闇に眼を向ける暗黒の魔術師。
竹本氏の撮影した映像を見て魂が震えました。
はじめに
ため息を誘うような満点の星。
そしてニュー時ランドの洞窟奥深くにひっそりと生息するグローワーム(土ホタル)の幻想的な生命の営みの風景。
だれがよんだか「暗闇の魔術師」
闇の中から光を取り出して見せる男。
暗闇の中に無数の「ポツン」が「ぞわっ」と心を震わせる。
人類が誕生したときから今まで眺めてきた星の神秘。
星を見ることで心が揺さぶられるのは人間の本能でしょうか。
テレビの画面を撮影して見せたいのですが、テレビの画面ってテレビ局の著作権がかかってくるようでして、お控えさせていただきます。
「ナイトカメラマン」で検索すると、同じように感動した人たちがツイッターにあげているので、良かったら検索してみてください。
撮影の動機は「自分の目で最初に見たいから」
雲が切れたほんの一瞬を狙う。そのうち強風に雨粒が混じり「チクショー」とつぶやく。
こんな毎日を続けて20年以上。この努力の上に、魂が震える映像・画像を私たちは見ることができる。竹本氏に感謝。
竹本氏の撮影の動機は「自分が目で最初に見たいから」
子どものような純粋な動機こそ最強伝説。世界で突き抜けている人たちって、「儲けたいから」というより、一途な思い出続けているんですよね。感服。
「自分が目で最初に見たいから」その特別な瞬間のために、毎日毎日これでもかというほど撮影している。結果は後からついてくる。
好きというより楽しんでいる。その瞬間を求めて。
そんな竹本氏がワイフワークにしているのが、ニュージランドでの撮影。
場所はワイトモ地区マンガウィチカ洞窟。
狙うのは洞窟の深い暗黒にうごめく発行生物だ。
グローワーム(土ボタル)という発光生物は、洞窟の上部にぶら下がって透明なスライム上の触手?を伸ばし、光を発光して虫を捕まえる生物。
シンプルで一途な思いが竹本氏を突き動かしている。
「自分の目で最初に見たい」
プロに垣間見える人間性
竹本氏は黒い服を着ることが多い。
闇の中に一人でいるとだれかに見られている気がして、恐怖を感じていたという。
「なんか怖いんですよね気配を暗闇に感じて」
ある日黒い服を着て撮影をおこなっていると、闇に紛れた感覚があり安心して撮影できた自分がいた。
プロとして徹底しているが、「普通に暗闇が怖いんだな」と人間味が垣間見えて、より身近に感じた。
ゲン担ぎも面白い。
行きつけの食事処の日替わりランチでバターライスにありつけたときは、ツキにめぐまれるというもの。
「運試しも兼ねて来てる。ガパオじゃなきゃ帰るもんね」
子どもみたいだ。純粋なんだな。
湿度100%の洞窟内で情熱大陸カメラマンのレンズが曇る。
「ピントが合わない」と撮影カメラマン。
優しく拭いてあげる竹本氏。
このくだり面白かった。
徹底したプロ魂
ニュージーランドへ持ち込む荷物も、レンズ30本、カメラボディは10台以上。
秘密兵器はNikonの58mmのf値0.95と肉眼より明るく見えるレンズ。
まるで黒いトイレットペーパーかと思うほどのデカさ。
Nikonのコンデジ一台でなんとかしようと思っている私の心が恥ずかしい。
その徹底した仕事ぶりは、プロ魂として敬服の至りである。
今回のニュージーランドでの総撮影時間も50時間とのこと。
出費を抑えるため自分一人で荷物も運び、雇うのはガイドだけ。
見えると思うとそれは見える
竹本氏のもう一つのライフワークが「東京湾を渡り鳥が星の間を渡っている様子が取れないか」ということ。
その景色を勝手に想像して6年近く東京湾で撮影を続けているという。
なによりも諦めることが嫌い。
ディレクターの「出会えないかもしれないのでは?」の問いに、
「そうですか、出会えないかもしれないですかね。でも確信を持ってやっているですよね」
見えないと思えば何も見えない、見たいと思うものだけにそれは見える。
おわりに
いやぁ、今回の情熱大陸は面白かったです。
竹本氏の作品ももっと見てみたいと思いました。
同好の撮影クルーにやさしかったり、子供っぽいところが見えると「この人いいひとなんだろうな」と好感が持てました。
今日から純粋100%で生きていこう。
以上です。
本日もラジローのブログをご覧いただき、ありがとうございました。