みなさんこんにちは、ラジローです。
今日は子どもの問題解決力アップに関する子育てスタイルのお話。
近年重要視されている「問題解決力」。マニュアルだけを頼って生きていると、いざ予想外のことが起きたときに「マニュアルに載っていない!」と大騒ぎしていませんか。
自分ちの子がこんな大人になったら嫌じゃないですか?
そんなことにならないようにするのが「問題解決力」
大事なのはわかっていてもどうやって磨けばいいのかいまいちよくわかりませんよね。
子どもでも日常生活で簡単にできる「問題解決力」の磨き方を紹介します。
「問題解決力」って何?
これからの社会では、与えられて課題をこなすだけでなく、自分から課題を発見し、それを解決していくことまでが求められています。
「問題解決力」とは、身につけた力を使って問題を発見し、情報を集めたり分析したりして解決方法を決め、それを実行していく力のことです。
現代社会ではグローバル化はどんどん進み、経済や人の流れは、世界のさまざまな国の影響を受けた大きな流れの中で動いています。
この傾向は、今後いっそう進むことでしょう。
このような社会では、問題を解決しようとするとき、あらゆることが複雑に絡み合っていたり、全く新しい価値観で判断する必要があったりするなど、簡単ではない場面が多く登場します。
親の世代までは「当たり前」だと思っていたことが、子どもたちの世代ではあてはまらなくなっていくのです。
唯一絶対の答えがない社会では、身につけた知識や技能を組み合わせ、自分なりの解決法を探していく必要があるのです。
それが「問題解決力」なのです。
問題解決力を鍛える!
友達との約束の時間に間に合う計画を立てる
問題を解決するときには、ものごとの見通しを立てて、計画を実行していく力が必要です。友達との待ち合わせは、そのためのちょうどよい練習になります。
待ち合わせの時間に間に合うには何時に家を出ればよいか、そのためには何時ごろに準備を済ませるか、そして何時に起きればよいか、といったように、時間をさかのぼって考える習慣を身につけます。
そうすることで「問題を解決するためにはいつまでに何をすればよいか」ということが自然に考える習慣が身についてきます。
とくに予定がない日でも、行動プランを考えさせることで、時間を有効に使うことができるようになるでしょう。
これを鍛えることで、先を見通す力、自己管理力、時間を見る力など、時間に沿った計画を立てて行動する力や、時間間隔が身に付きます。
活用したいグッズ
時計
リビングや子供部屋など、目につく場所に時計を置いておきましょう。つねに時間を意識させることで、自然に時間の感覚も芽生えてきます。時間計算など、算数の「とけい」の学習には、アナログのほうがおすすめです。
文字が大きく書かれているほうが子どもは時計を読みやすいですよ。
いかにディズニーランドをうまく回るか?
テーマパークには、魅力的なアトラクションがたくさんありますよね。
一日で全部回ろうとしても、とても時間が足りません。そこでどんな風に回るかを子どもに計画を立てさせてみましょう。
たとえば「乗物の数をたくさん回る」「絶対参加したいものにだけ絞る」「なるべく待たずに参加できるものから優先する」など、アトラクションの回り方にもいろいろあります。どこで昼食をとるかなど、検討事項もたくさん出てきます。
また、問題解決力は予想外の事態に対応することで鍛えられます。「雨が降ってきた」「行列が長い」などなど、計画変更やアクシデントが起こったときにどうするかも予想しておくと良いでしょう。
この問題解決力で身につくのは、計画性、先を見通す力、地図を読む力など、目的を達成するための優先順位を判断する力や、先を見通して行動する力が身に付きます。
活用したいグッズ
メモボード
テーマパークのパンフレットや地図などをA4サイズ程度の目もボードにはさんで持ち歩くと、居場所やその他の情報をすぐに見ることができますね。
また、気が付いたことを書きこめば、自動的にその日の記録が出来上がります。
お小遣いの範囲内で買い物をするときの優先順位を考える
買い物には「予算」があるものです。限られた金額の範囲内で納得いく買い物をするために、何をどのように買うかを決めることは「問題解決力」の基礎となるのはもちろんのこと、これからの人生にとって重要な「お金」との付き合い方を学ぶまたとない機会となります。
また、自分の好みや優先順位を明確にすることで、価値観も確立されていきますよね。
さまざまな買い物の機会を利用して、子どもの判断基準を磨いていきましょう。
どんなものを買いたいか親子で話し合ってリストアップしておくのも良いですね。
これを鍛えることで身につくことは、金銭感覚、計算力、計画性ですね。
自分の身の回りを自分で片づける
問題を解決するためには、自分の考えをうまく整理して人に伝えることが求められますよね。
「整理する」ことに慣れる方法の一つに、「自分の部屋を片付けたり、持ち物を管理したりする」ことが挙げられます。
どんな順番で片づければ効率が良いのか、その段取りを紙に書いたり保管場所や空きスペースの場所を確認したりして、自分の持ち物を把握するよう声をかけてみましょう。
授業参観で自分ちの子の机の周りが汚かったら赤面ものです・・・
また、「必要なもの」「不要なもの」を判断していくことで、物事の優先順位が明確になっていきます。片づける習慣も身についてウィンウィンですよね!
これを鍛えることで身につくのは、自己管理力、整理整頓力、計画性ですね。
活用したいグッズ
整理ボックス
持ち物を「学校へ持っていくもの」「家で使うもの」「あまり使わないもの」など、目的・用途別にボックスに分けて入れることができます。あまり使わないものを分けることで、自分の周りにどれだけ物があるかを客観的に把握できます。
折りたためると使わないときは片付けができますよ。
テレビゲームより昔のゲームで遊ぶ
今の社会では多くの子どもがたいがいテレビゲームが携帯ゲームに夢中ですよね。
そんなときは、昔からあるゲームに目を向けてみてはいかがでしょうか。
というのも、一般にボードゲームと呼ばれるチェス、将棋、オセロ、人生ゲームなどは、論理性を養うのにベリーグッドな製品だからです。
これらのゲームには数学者にも得意な人が多く、その効果は実証済みと言っても過言ではありません。
また、レゴなどのブロックも、課題を解決する力を育てるものとして、企業や大学からも注目を集めています。
親子のコミュニケーションもかねてぜひおうちでやってみてくださいね。
これを鍛えることで身につくのは、論理性、先を見通す力、推理力ですね。
相手との駆け引きや交渉の仕方を覚えたり、ゲームのルールを理解したりすることを通じて、コミュニケーションや遊び方を学ぶのに最適です。家族で楽しんでみてはいかがでしょうか。
活用したいグッズ
言葉の引き出しを増やす
問題を解決するには、自分が感じる課題や問題点を相手に説明し、協力してもらうことが非常に大切です。
言葉を知っていることは、自分の考えをわかりやすく伝えることにつながります。
おすすめは「私は誰でしょう」ゲーム。
クイズを出す人は、ある動物や人物などになったつもりで質問されることに「はい」か「いいえ」で答えます。
「動物ですか?」「はい」
「空を飛びますか?」「いいえ」
「町でよく見かけますか?」「はい」
というふうに聞いていきます。
一家だんらんの時、外出先での待ち時間などにやってみましょう。楽しく時間が過ごせて親子関係の強化にもつながります。
これを鍛えることで身につくのは、語彙力、表現力、想像力ですかね。
相手の言葉を理解して想像を膨らませ、一つのことを様々な角度から表現することは、言葉の力を総合的に伸ばすことにつながりますね。
活用したいグッズ
辞書
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新しい言葉、わからない言葉が出てきたら、すぐに辞書を引いて調べる習慣をつけておくとGOOD。調べる習慣は、他教科の学習も好影響なんですよ。
「もしもの時間」をつくる
子どもが成長するにつれ、社会では予測のつかないことがたくさん起こります。それまで想像もしていなかったことが、突然わんさかおこってくるかもしれません。
そのとき誰かに頼りきりにならず、自分で判断できるよう「前はこうだった」「今はこんなことがおきている」「次はどうなるんだろう」と、過去から現在、未来までを意識して考える習慣を身につけておきたいですね。
おすすめは「もしもの時間」をつくること。
「もしも宿題をしなかったら」→「テストの成績が悪くなる」→「先生に叱られる」→「学校が楽しくなくなる」→「やばい!!宿題を早く終わらせてしまおう」
というふうにワイワイがやがや楽しく遊ぶうちに連続した思考の流れができていくんです。
これを鍛えて身につくのは、論理性、自主性、想像力ですね。
連想的な思考の連続は自然に先を予測したり、結果を予想したりする習慣に結びつきます。自分の力でどんどん考えていく自主性もアップしますよ。
今日のスタイル
子どもの問題解決力を鍛えるためには、「子どもにやらせてみる」ということが必要です。
しかし、いろんな問題解決を子どもにやらせるとなると、親はそばで見ていても「見ていられない!」と絶対に思うはずです。
そこを我慢してやらせてみる、結果に親は文句を言わない、まずは意思決定の過程をほめて改善したほうが良い点をフィードバックする、この3点を親が守ることができたら、子どもは親より成長するかも??しれませんよ。
以上です。
本日もラジローのブログをご覧いただき、ありがとうございました。