みなさんこんにちは、ラジローです。
シャープレシオってシャープじゃないよ
投資効果を単純にみるならリターン(騰落率)を見るのが簡単ですが、運用効率を比べるときは「シャープレシオ」を用いるとなおいいですね。
リターンが同じなら、大きなリスクよりは小さなリスクで利益をあげたいですよね。
シャープレシオは「リスク」に対する「リターン」の大きさです。
例えば下落するリスク30%の株で10%の利益をあげるのと、下落するリスク10%の投信で10%の利益を上げる(数字はわかりやすく極端な例です)のでは、運用の効率性が違いますよね。
シャープレシオは数字が大きいほど運用効率が良く、一般に1を超える投信は優秀と言われます。
実際どうやって選ぶの?
証券会社のサイトで投信を選ぶ時でも、数多ある投信の中からなんとかスクリーニングをして候補を選んでも、たくさんあってどうしたらよいかわからないですよね。
そんなとき、シャープレシオで比較して運用効率が高いほうを選ぶと、投資を効率的に行うことができる可能性があります。
ただし注意する点があります。シャープレシオは一時点での評価に過ぎないということです。
投信を購入するときにチェックして「ハイおしまい」ではいけません。その後も継続してチェックし、投資が効率的に行われているか確認する必要があります。
運用会社の過去20年の実績推移は金融庁のサイトから確認できます。
「資産運用業者の運用パフォーマンスを示す代表的な指標(KPI)に関する調査」
(委託先:株式会社QUICK・資産運用研究所)
この情報をもとに、まずは運用会社を絞り込んで、そこから投信を選ぶと効率的に選ぶことができますね。
余裕ある老後に向けて
老後資産を十分に確保するには自分で準備する努力が必要です。iDecoは掛け金が所得から控除されNISAは運用益が非課税というメリットがあります。
例えば一年間iDecoに20万円投資して、その年の年収が100万円だったとします。単純に考えると、年末調整の時に100万円から20万円を引いて申告することができます。
「あなたの収入100万円」として税金を計算するのではなく、「あなたの収入80万円」として計算されるのです。税金が安くなるのがわかりますよね。さらにその20万円は老後に一括でもらうか年金としてもらうか選択することができます(その分65歳まで引き出せないことを十分理解してください)。
以上です。
投資は自己責任です。しっかり勉強して、老後の生活に備えましょう。
本日もラジローのブログをご覧いただき、ありがとうございました。