みなさんこんにちは、ラジローです。
先日映画「運び屋」を見ました。
その感想をつづってみたいと思います。
(ネタばれありです)
妻と娘は映画館に一緒に観に行っていたのですが、私は家で見ました。
なかなか考えさせられる映画でした。
映画「運び屋」について
内容について、かいつまんで言うと
一度に13億円相当のドラッグを運んだ”伝説の運び屋”の正体は・・・
90歳の老人だった。
90歳になろうとするアール・ストーン(クリント・イーストウッド)は金もなく、ないがしろにした家族からも見放され、孤独な日々を送っていた。ある日、男から「車の運転さえすれば金をやる」と話を持ち掛けられる。なんとなく仕事をこなすが、それはメキシコ犯罪組織によるドラッグの運び屋。気ままな安全運転で大量のドラッグを運び出すが、麻薬取締局の捜査官(ブラッドリー・クーパー)の手が迫る・・・。
果たして男は逃げきれるのかー!?
映画「運び屋」公式HPより引用
名優クリント・イーストウッドが相変わらずいいおじいさん役を演じています。
クリント・イーストウッドと言えば、銃撃戦のイメージがある私ですが、今回の映画はヒューマンドラマといった感じでしょうか。
最後は切ないけれどこれで良かったのかなという内容です。
家族を大切にすることの意味
主人公のアール・ストーンはかつて園芸家として名をはせていましたが、現在は妻と娘から見放され孤独な人生を送っていました。
ひょんなことから麻薬を運ぶことになり、信じられないような大金を手にするようになりました。
最後は麻薬取締局につかまってしまいますが、元妻を病気で亡くし、裁判で有罪になりやっと娘たちに許してもらい・・・
最後の最後に家族との絆を取り戻した主人公。
率直に、「今の家族を大切にしよう・・・」と思いました。
仲が良くなかった家族が最後は再び一つの家族となる。
自分が人生の最後を迎えるとき、家族に嫌われていたらはっきりいって悲しいし、むなしい。
自分の人生なんだったんだって思います。
わが人生に悔いなし、と思えるようにがんばろ。
人生100年時代の働き方
90歳にしてドラッグの運び屋をしていた主人公ですが、ある意味老後も仕事を得て働いていた、ということになるでしょうか。
頼りにされ、若い女性と触れ合い、一男性としては人生を取り戻したかのような描写が見られました。
働くことについては、いいことでしょう。ただ、それが犯罪というのは話が別ですが。
「運び屋は90歳だった」ということ自体が衝撃ですが、90歳を過ぎて仕事を任されて、人生を再び謳歌するするようなところは、これからの高齢化社会に参考になると思います。
今の90歳の方々に仕事をしてほしいとは言いませんが、私自身が90歳になったときでも、なんらかの仕事ができるような健康と頭の元気を維持できるよう、今から刻々と自分磨きをしようと思いました。
一職業人として
麻薬取締局に逮捕されたアールは刑務所に移されます。
そこで最後のエンディングを飾るのは、花を育てている主人公です。
刑務所でも一職業人として、栽培作業をしているのです。
園芸家としても一流、運び屋としても一流。
かっこええやん(*´▽`*)
私自身は稼いで稼いで老後を静かに過ごすというよりかは、細々と亡くなる前日まで何かやっていた方がいいなと思う方です。
ミニ菜園か花畑か。それとも社会貢献か。横断歩道の緑のおじさんか。
私くらいの40代の男性が、映画「運び屋」を見ると、人生残り半分の意味を嫌でも考えることになるでしょうね。
おすすめの一本です。
以上です。
本日もラジローのブログをご覧いただき、ありがとうございました。