みなさんこんにちは、ラジローです。
今日は75歳を超えた父に車の購入を促した話。
きっかけ
池袋の老人暴走事故などもあり、75歳を超えた父の運転が気になっていたところでした。
父が運転するのはダイハツミラ。平成25年に購入したものでした。
「必要最低限走ればいい」とのことで、グレードは最低級。
自動ブレーキや衝突回避機能などもちろんついていません。
最近よくよく父の車を見てみると、前後のバンパーに傷がついて形が変わっているところがあることに気が付いたのです。
「この傷なに?」
と聞くと、
「あっちこっちこすっちゃったんだよね」とのこと。
「ガーン・・・」
母が15年前に亡くなりそれから一人暮らしの父。
運転はずっとゴールド免許だった父。
しかしよる年波の衰えには勝てず、実は車をこすりまくっているとのことでした。
これは事故を起こすのは今日明日でもおかしくない。
安全性能の高まった新車への買い替えを促しました。
孫を使って説得
本当は自動車に乗らないほうがいいのですが、電車がないバスだけの地方都市では車は買い物の必需品です。
介護保険ヘルパーなどの家事支援でも利用したいのですが、「まだ早い」と首を縦に振りません。
スーパーも近所にないので、歩いて買い物に行くこともできません。
自分で買い物をしたいときにでかけたい、たまには仕事(一応自営業)も入ってくるなどなど。父はあれこれ理由を挙げてきました。
そうであれば「自動車の運転は80歳まで」「今の車では子ども(孫)を安心して乗せることはできない」「車を手放した後は買い物の手伝いをする」ということを話すと、意外と車の買い替えに前向きになりました。
かたくなに「車の運転はダメ」というよりは「あと何年で終わり」と見通しを立てること、心配しているふりをして話をしたほうがよく聞くように思います。
また孫はかわいいので、孫に危険が及ぶというのは相当な理由になると思います。
あと5年もしたら末っ子自閉症スペクトラムっ子Kもある程度大きくなっているので、父のためにあてる時間も増えるだろう、買い物を手伝ってあげるよという気持ちも伝わったと思います。
実際に父の運転を目の前にして
去った休日、父と一緒にディーラーに行ってきました。
父が運転して、ディーラーへ。
しかし、駐車場で父が車止めに勢いよくバックでドカンとぶつけて止まったり、車のナンバーを聞かれて答えることができなかったりなどなど、父の運転能力の低下を目の当たりにしました。
うちの親父は大丈夫だろう、と思っていた自分にぞっとしました。
同じダイハツミラですが、自動ブレーキ、急発進抑制など、安全性能がついた車に買い替えを進めることができました。
一人暮らしで厚生年金の父はある程度の蓄えがあるので、父が自分で車を購入しました。お金は残してくれるな、自分のために使ってくれと父には常々言っています。
鉄は熱いうちに打て、ですね。('◇')ゞ
今日のスタイル
年老いた親に「車を運転するな」と言っただけでは、通用しないと思います。
卑怯かもしれませんが、孫を利用する方法、期限を決める方法、代替案を提示する方法など、複数案を提示して迫るほうが効果はあると感じました。
地方の交通インフラももっと充実してほしいものです。
スマートシティ、コンパクトシティ、年寄にやさしい街づくりに賛成する今日この頃です。
以上です。
本日もラジローのブログをご覧いただき、ありがとうございました。