みなさんこんにちは、ラジローです。
今日は息子の自閉症スペクトラムの診察4回目について書きたいと思います。
ついに発達検査を行うときが来ました。
1.最初からかなり待たされる
いよいよ4回目の診察で発達検査を行うこととなりました。緊張して待合室で待っていると、予約の時間が刻々と過ぎても呼ばれません。
看護師さんががやってきて「すみません、前の人がまだ終わらないのでもう少し待ってもらえますか」とのことでした。
外部の心理士さんが一日いる日ということで、発達検査の予約がいっぱいなのでしょう。私たちの予約の時間は15時なので、時間的に最後の順番だったのではないかと思います。
息子も最初は待合室でアンパンマンのビデオを見ていましたが、さすがに30分過ぎると「まだぁ?」と我慢ができなくなってきました。仕方が無いので、売店へに行きジュースを買ってさらに院内を散歩をして帰ってきました。
しかし、1時間が過ぎても呼び出しがありません。息子も我慢の限界です。病院の外まで散歩に行き、急病センターに来ていた救急車まで見てきました。
呼び出されたのは1時間半たった頃くらいでしょうか。案内された部屋に入ると、発達検査を担当する心理士は白衣を着た女性の方でした。
2.さまざまな検査器具がでてくる
自己紹介の後検査が始まるかと思いきや、待ちくたびれたであろう息子は室内を歩き回りなかなか落ち着いて座ろうとはしません。
何度か声かけをし、やっと座らせました。すると息子は心理士のは足下にあったスーツケースを指さし「何これ」と聞きました。心理士が「開けてみる」と言いパカッと開けて、中からさまざまな検査の道具が出てきました。
おもちゃが出てきたと思った息子は大喜び。
おなじみの積み木からカップのようなものなどを使い、心理士が息子に質問していきます。積んだり並べたり、大きさの違うカップを入れたり出したり。
息子はこういうものは大体できました。その次に紙と鉛筆を使って「丸を書いてみよう」「線を書いてみよう」ということがまったくできませんでした。
そして飽きてきた息子は窓に近寄り、外を走る車を眺め始めました。
「集中が続かないですね」と心理士の方は言いました。
(それは待ちくたびれたこともあるでしょ~)と心の中では思いましたが、何千人と子どもたちを見てきたであろう心理士から集中力が無いというのは、言い得て事実なのでしょう・・・
3.親が気づかないことの指摘
息子の集中が続かないので、私たち親と心理士と話すことが多くなりました。
親が気になることとして息子のタ行とラ行の発音が不明瞭なことをあげると、息子の会話を聞いて「あっ、ナ行もですね」「ハ行もですね」と、親が気づかない発音不明瞭行を指摘してきました。
毎日一緒にいると息子の発音はある程度聞き取れるので気になりませんでしたが、実は多くの五十音の発音が不明瞭であったことをこのとき初めて知りました。
息子の集中は続きませんでしたが、なんとかその他の検査をやり終え、1時間ほどで発達検査を終了しました。
4.その後もまた待つのが長い・・・
発達検査の後は検査の結果を心理士が主治医に説明して、その結果を主治医から聞くと言うことで、さらに待合室で待っていました。
1時間ほど待って呼び出しが有り、検査の結果を聞きました。
実施した検査は「新版K式発達検査」というもので、結果は全般的に1歳程度遅れているというような内容でした。希望的部分は「今後の環境の調整で延びていく可能性もある」という言葉。
今回の発達検査の結果が記載された新たな診断書の作成を依頼し、次回の予約を入れ病院を後にしました
5.検査は受けてみたものの
今回心理士とのやりとりは検査がメインで、相談する時間をとることが難しかったです。なので、心理士に相談する時間をとりたいと思う方は専属で心理士がいる病院を選んだ方が良いのでしょう。
発達検査をしてわかったことは「発達に遅れがあること」、そしてそれに対処する方法は「環境を調整すること」でした。「治療」では無く、「環境」を整えることなんですね。
「その方法を知りたいんだよね」と漏らした妻の一言が印象的でした。
以上です。
自閉症スペクトラムの診断は、レントゲンや血液検査でわかるようなものではないので、相談や検査をしても親としては「本当にそうなんだろうか」と悩みながら対応していると思います。
さもすれば子供が自閉症スペクトラムではないことの理由を探していることもあるでしょう。
しかし、目の前の子供が保育園や集団生活の場でうまくできないことがあれば、うまくできるように環境を整えてあげることが、親としてやってあげられる最大限のサポートなのかもしれません。
本日もラジローのブログをご覧いただき、ありがとうございました。